Tの肖像

建築家として、思想家として、そして空間の詩人として―。

Portrait of Tsuneo Takahashi
As an architect, as a thinker, and as a poet of the space.

Chapter 01 建築家としての相貌 Face as an architect.

設計は無形。
しかし…無形のものにこそ価値を認めるべき。

建築家の仕事は「意匠」「構造」「設備」の設計図面を書き起こすだけではない。
文明の基本となる人間の生活環境を構成する要素を見出し、提示することである。

高橋恒夫氏
高橋恒夫氏

Chapter 02 思想家としての相貌 Face as an thinker.

高橋恒夫氏

哲学的考察こそが…
空間構成を考える上での基盤。

生きがいを持ち、生きることとはなにか、看取り(アテンダンス)とはなにか、福祉という分野は哲学的学問の分野と考えても言い過ぎではないテーマである。

Chapter 03 空間の詩人としての相貌 Face as an a poet of the space.

ストックホルム郊外にある
世界遺産に感じた日本のわびさび。

「療養者」と「アテンダンスと地域社会」。異なる立場にある人間関係の中での「和」の創出と、安らぎと憩いを演出できる空間の提供、この二つの要素が重要。

高橋恒夫氏

Chapter 04 具現化された福祉理念 Embodied welfare philosophy.

福祉において大切なものは
施設内アテンダンスと地域社会の共生。

安らぎと楽しさと、心地良いほんの少しの「プレッシャーとストレス」を感じとれる日常の生活、地域社会との共生を包括する空間―その事例空間。